他社の借入がある場合の審査への影響

借入残高とは、現時点の借金総額のことをいいます。利息の計算や、返済期日に支払う金額の設定に主に使われますが、キャッシングや各種ローンの審査の際にも重要な要素として存在するものです。

キャッシングや各種ローンは保証会社や銀行、消費者金融などが独自に審査をします。この時に申込者の年収や勤続年数、勤め先や年齢などを見て、総合的な判断で契約を決定したり、極度額の設定をしますが、他社の借入残高の部分もきちんと確認しています。

消費者金融や銀行などからお金を借りていると、信用情報にその記録が登録されます。現在の借金総額が確認できる状態です。この記録を見て審査が行われますが、あまりにも借入残高が多い状態であることが判明すると、審査に通りにくくなる危険があります。

特に年収に対して借入残高の割合が多いほど、リスクが高まる仕組みです。借金が多い状態でお金を貸し付けると、期日までに返済してもらえない可能性が高まることが、主な理由です。

また、消費者金融の場合だと、借入残高に対する審査が厳しくなる傾向があります。消費者金融は貸金業法に則ったサービスを提供しており、総量規制を厳守しなければなりません。総量規制とは借り入れる人の年収に対して、3分の1を超える融資をしてはならないという法律です。これを超えてしまうと行政処分の対象になるため、申込者の現在の借入残高を必ず確認します。

年収の部分は信用情報ではわからないため、申し込みの際に収入証明書の提出を求められるようになります。必ず提出する業者から、借入希望額が50万円を超える場合や、他社の借り入れと合わせて100万円を超える場合に提出を求める業者が見られます。

銀行や信用金庫などだと総量規制は関係ありませんので、ここまでの厳しさはないものの、貸し付ける金額が多いほど借入残高が多いと心配になりますので、収入証明書の提出を求めたり、住宅ローンなどの多額の融資をする場合には厳しく審査します。